学校法事マハヤナ学園 マハヤナ幼稚園

園長ブログ

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ポッポルーム&幼稚園体験会を開催しました
2023/07/11
本日は、子育てひろば「ポッポルーム&幼稚園体験会」を開催いたしました。
たくさんの皆様方にご来場いただき、ありがとうございました。
歌を歌ったり、製作活動をしたり、そして園内のイングリッシュルームや体操教室もご覧いただきました。園内のいつもの保育の様子をご覧いただくまたとない機会に、ご興味やご関心をもっていただいたようです。
みなさまとても楽しく過ごされ、笑顔で終了しました。

近年「幼児教育の重要性」が注目されています。
ノーベル賞を受賞したジェームズ・ヘックマン氏の研究で、幼児期の過ごし方が一生を通じて(良い・悪い)影響を与えるというものです。
40年間を通してアメリカで行った実験から、認知能力とあわせて「非認知能力」こそが社会で成功し幸せになるものであるということがわかったのです。(社会での成功ー年収1千万円以上、持ち家率高い、犯罪歴低い、幸福度高い等々)
「非認知能力」とは、忍耐力・協調力、がんばる力・思いやりの心など社会情緒的スキルともいわれるものです。
この「非認知能力」は幼児期にこそ大きく育まれるもので、その土台が形成されると学習意欲やウェルビーイングにもつながることがわかっています。

例えば安易なタブレットなどのICT教育を幼児期から行うよりも、お友だちと様々な直接体験活動を、自然の中で、のびのびと行う方が非認知能力は伸びると言われます。(タブレット教育は方法により異なりますが…)
イーロンマスクやスティーブジョブズ、ジェフベゾスなど一流実業家も、自分の子どもには幼児期からスマホやタブレットは持たせず、幼稚園へ通わせたといわれています。
「スマホはどこまで脳を壊すか」(川島隆太監修:榊浩平著)では「10代までの過ごし方で、その後の脳を左右する」と指摘し、幼少期からスマホ・タブレットに依存するとアルコール依存症との類似性が見られると警告を鳴らしています。
本書の中で「オンラインでは、脳が同期しないのです」と衝撃的なことを言っています。(脳活動計測器での結果)

かつてのベストセラー「人生に必要なことは、すべて幼稚園の砂場で学んだ」(ロバート・フルガム著)のように、自然環境の中で主体的にかかわる中で、他のお友だちと対話的・協同的に仲間関係を築いていくことで、情動的にも感性的にも大きな人間的成長をもたらすのです。
そのような直接体験の中で「脳が同期する」といいます。

当園では、創立以来一貫してきた「全人教育」(真・善・美・聖・健)をバランスよくカリキュラムすることで、調和のとれた人格を育みます。
大別すると「知育」「徳育」「体育」になりますが、知育「ちえのみあそび(教材)」、徳育「義の心(思いやりの心)」、体育「体操教室・はとポッポ体操」を展開し、幼児期の心身の発達をすこやかに伸ばします。

子どもは未来の宝であり、世界の宝です。
昨今、Society5.0時代に向けて教育の是非が問われていますが、「変わらぬものと変わりつづけるもの」をしっかりと見極めて大切なお子様をお育てして参りたいと存じます。
 
「園バス車内置き去り防止安全装置」装着しました
2023/06/08
昨日6月7日、当園の2台の園バスに「園バス車内置き去り防止安全支援装置」の取り付けを行いました。

全国の保育施設等で車内置き去り事案があったことにかんがみ、このたび幼稚園・認定こども園・保育園の園バスに置き去り防止支援装置の取り付けが義務付けされました。
運転手が園バスを駐車してキーをオフにすると、「車内点検を行ってください」というアナウンスが流れます。車内の点検をしながら最後尾の天井の「点検ボタン」を押すと警告アナウンスが止まる構造になっております。万一、10分間経過しても点検ボタンが押されないと、車外スピーカーから点検を促す大きな警告音が流れます。

もちろん、運転手ならびに添乗の職員による高い安全管理意識が大切なのは言うまでもありません。これからも絶えず車内の変化や、園児の様子に気を配ることを第一義にして安全運行につとめてまいります。
本日、創立記念日
2023/06/05
本日、6月5日は当マハヤナ学園(幼稚園)の創立記念日です。
(写真は創立50周年記念誌のものです)

昭和29年6月5日に、旧直江津市にて誕生しました。
戦後の復興ままならない時代に、個人立幼稚園としてスタートしたのが始まりです。創設者の前園長・石田杲純が私財を投じて立ち上げました。
当時は県内でも珍しかった外国人英語講師による「英語教室」(イングリッシュルーム)、教材の草分け「ちえのみあそび」、「体操教室」指導の導入など革新的な教育を他にさきがけて展開しました。
今年で創立して実に69年目を迎えます。

マハヤナ学園は、建学の精神をしっかりと守りながらも、新しい時代に即した国際人の育成を目標に掲げています。
昨年、当学園は「本物(教育)を未来に伝えること」をパーパスに設定し、存在意義を明確にしながら新たな時代に対応できる園づくりを目指してまいります。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
鯉のぼり”復活”
2023/05/16
前回の強風により破損していた園庭の「鯉のぼり」が本日”復活”しました!

4月末の台風並みの強風により、矢車や鯉のぼりの器具等が破損し一時的に園内に収納しておりました。
数十年の永年にわたり使用してきた経年変化(穴が開いたり)もあり、このたび鯉のぼり一式を新調いたしました。
新しくなった鯉のぼりが勢いよく青空を泳ぐ姿を見て、園児たちから思わず鯉のぼりの歌の大合唱が始まりました〜(^^)/
「屋根より高い〜、鯉のぼり〜」

こどもの日を過ぎてしまいまして申し訳ございませんが、新調した鯉のぼりの泳ぎをどうぞお楽しみください。
園庭は発見の宝箱!
2023/05/11
気持ちの良い五月晴れが続いています。
園児たちは園庭での遊びも充実していますが、園庭の様々な自然事象物に興味が湧いてきています。
そこで年中組さんはキンダーブックの図鑑(花・植物、昆虫など)を持って、園庭にある様々なものを興味深く観察しました。

「あ!ミミズだ!」「ほんと!写真と同じ」
「お花がきれい」
好奇心と興味関心の意欲は、とっても大事です。まさに「探求心」の芽生えの時期で、このワクワク感をふくらませることが、後伸びする教育の礎(いしずえ)になるのです。

現代はデジタル社会ですが、自然の中で「想像力」や「発想力」を伸ばしてこそ無限の創造性がはぐくまれます。
そしてその探求と熱量がイノベーションを生むことになるのです。これはイーロンマスクやスティーブジョブズも言っています。
園庭には、無限のこどもたちの遊びとイマジネーションが眠っています。
当園では園庭での活動をたくさん取り入れていきたいと思います。
端午の節句
2023/05/02
幼稚園ホールに、親子の「鯉のぼり」が気持ちよく泳いでいます〜(^^)/

今日2日(火)の給食メニュはなんと「鯉のぼりハンバーグ」!
かわいい鯉のぼりの形をしたハンバーグに、園児たちから歓声が上がりました。
五月の薫風さわやか
2023/05/02
5月に入りました。まさに薫風が薫る、さわやかな季節になりました。
園児たちも園庭で元気に遊びに没頭しています。

園内には端午の節句風物「五月人形」を幼稚園・保育園の玄関に飾っています。
マハヤナ幼稚園のウェイティングルームには、上杉謙信公の『飯縄権現(いいづなごんげん)兜』レプリカが飾られています。
郷土の義将・上杉謙信公は、戦国の世にあっても弱き人たちのために戦いました。その「義の心」は今でも受け継がれ、雪国人の互助・共助の精神性の中に伝わっています。困っている人や助けを求めている人がいたら放っておけない心、姿です。
謙信公はハンディキャップのある人や身分の上下にかかわらず助けました。それは現代の世でいうダイバシティ社会を実現していた治世でした。これからの社会でも参考になることが多いです。
ミルフィーユ保育園玄関には、稚児姿で甲冑を身につけた上杉謙信公人形が飾られています。
やさしい心の謙信公にあやかりたいですね。

※残念ながら園庭に掲示していた鯉のぼりが、先日の強風で破損してしまいまして現在修理中です。誠に申し訳ございませんが、いましばらくお待ちください。なお、幼稚園園内ホールに鯉のぼり(親子)が掲示してあります。

〜ゴールデンウイークは晴天が見込まれそうですね。気持ちの良い風のもと、おおいに楽しんでください〜
園庭の八重桜が満開!
2023/04/18
ご入園から1週間ほどが過ぎましたが、新入園児さんたちも少しずつ園に慣れてきた頃と思います。
草木も新緑の季節を迎えましたが、春の寒暖の差に順応しながら少しずつ葉が伸び始めています。無理せず、少しずつ慣れていくのは同じですね。

園庭の「八重桜」も満開となり見頃となっています
ソメイヨシノの薄ピンク色と違い、青空と対比するような鮮やかなピンク色が映えますね。

ちなみに八重桜の花言葉は「豊かな教養」「善良な教育」だそうです。
幾重にも重なった花びらは、積み重ねられた知識や知恵がたくさんつまっているようであることから名づけられたといわれています。
まさに幼児教育にぴったりの花言葉ですね。これからの正解のない社会では教養(リベラルアーツ)が必要といわれています。最近注目されている”非認知能力”ですね。

当マハヤナ学園は今年創立70年を迎えました。
花びらのように積み重ねられてきた伝統と実績は、唯一無二の建学の精神に依拠しています。「変わるものと、変わらないもの」をしっかりと見つめ、新たな新時代に対応する幼児教育を紡いでまいりたいと思います。

四季折々の花木が園庭に彩りを添えています。
さくら(ソメイヨシノ)、ケヤキ、ナラ(どんぐり)、モミ、八重桜、芝桜、レンギョウ、イチョウ…。
今年のNHK朝の連続ドラマは牧野富太郎氏モデルの「らんまん」です。植物と共に生涯を過ごした稀有な生き方は、幼児期からの好奇心や探求心が原点であったと劇中で描かれています。当園の自然の草花に囲まれた環境は、園児の無限の探求心と豊かな感性を育むことでしょう。

春の息吹とともに、草木たちはかわいい園児たちの遊びを見守っています。
また今年も園庭で、元気いっぱいの園児の”無限の遊び”がくり広げられるのを静かにまっています。
 
ご入園、おめでとうございます!
2023/04/11
マハヤナ幼稚園、ミルフィーユ保育園ご入園おめでとうございます!
職員一同心よりお祝い申し上げます。


胸ふくらむ入園式も無事に終わり、新入園児さんはドキドキしながら登園されています。やはりちょっぴり涙が出てしまうのも無理のないことと思います。文字通り輝かしい「社会へのデビュー」を踏み出したばかりですが、知らない環境に入るのは不安になるのも当然です。
でも、やさしい先生たちが楽しい雰囲気づくりに気を配っていますので、どうぞご安心してください。

初めはとまどうことも多いかと思いますが誰もが通る道です。保護者の皆様も後ろ髪ひかれることと思いますが、どうぞ社会への第一歩だと思って、お子様を送りだしてあげてください。
何かご不安なことなどがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

〜園の花壇のチューリップもみなさまを祝福して、色鮮やかに咲いています〜
WBC日本優勝!〜さあ、行こう!〜
2023/03/24
このたびワールドベースボールクラシックで、日本が14年ぶりに優勝しました。おめでとうございます!
特に大谷翔平選手の活躍は日本だけでなく、世界にも存在感を示しました。本当に神がかった活躍でしたね。
私も先日の当園卒園式で、大谷選手の非凡な積み重ねの努力について卒園児にお話しさせていただきました。

大谷選手は「マンダラチャート」というシートを記しています。『160キロの剛速球を投げる』『体を大きくする』など具体的な目標が書かれていて、そのために必要な実践項目が書かれています。

その中に「運」という項目があります。
『ゴミ拾い』『あいさつ』『道具を大切に扱う』『審判さんへの態度』などを実践にあげています。
そうなんです、いくら剛速球を投げられても、体が大きくなっても試合に勝てるとは限らないのです。ここぞという時には「運」を味方につけていないと勝てないのです。
しかし打算ではありません。
大谷選手の目指す姿は「人として当たり前のことを、当たり前にできる人」なのです。しかしこの当たり前のことを、当たり前に行う事は本当に難しく大変なことですね。

自分さえ良ければいいとか、ゴミが落ちていても知らんふりするなど、私たちの日常生活ではそれが常態化しているのではないでしょうか。
大谷選手は常にたくさんの本を読んでいるといいます。彼は日常の何気ないことにでも心を配っているそうですが、チームメイトにも同じく配慮しているようです。だから彼の周りにはたくさんの笑顔と信頼が集まり、奇跡の勝利に導いたのではないでしょうか。

私も卒園式式辞で『マハヤナ学園の十カ条の園訓』にふれ、「十カ条の園訓は大谷選手のマンダラチャートと同じことを言っていますね」と、当たり前のことを当たり前に行う大切さをお話しさせていただきました。園児たちは大きくうなづいていました。

野球だけに限らず、どんな世界においても人として敬われる態度・行動は、日本の文化で最も大切とされてきた部分です。
ただ試合に勝てば良いのではなく、負けた相手にも惻隠の情(そくいんのじょう)を示すなど、人として最低限の品性・品格を持つという事が求められているのだと思います。
事実、負けたアメリカチームは試合直後、日本チームがすぐに一列になってお辞儀(礼)をしたことに監督以下選手一同、とても感動したとインタビューに答えています。


心技体と言いますが、大谷選手のように「心も一流選手」になってもらいたいと思います。
そして常に前向きに、大谷選手の口ぐせ〜さあ、行こう!〜の精神で、新たな学校生活を送っていただきたいです。