学校法事マハヤナ学園 マハヤナ幼稚園

園長ブログ

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これからの新しい教育の姿とは〜(その1)
2022/09/03
現在、日本の教育界では100年に一度といわれる改革が行われようとしています。この園長ブログで「これからの新しい教育の姿とは〜」と題して、シリーズで述べていきたいと思います。

いま日本の教育は、明治以来と言われる大きな教育改革が行われようとしています。
グローバル化、人工知能AI、iot化などの技術革新が急速に進み、予測不確実で困難といわれるVUCA時代です。ものすごいスピードで社会が変化し複雑化して行く次世代社会を『Society5.0社会』といいます。20年後の未来はよりスマート化されていることでしょう。

この予測困難な時代に対応していくために「自ら問いを立て、自ら考え、自ら行動する」といった能動的(アクティブ)なアプローチが求められているのです。そのような子どもたちが自ら未来を切り開いていく力を育むため、文科省は教育要領を10年ぶりに改訂しました。
幼稚園から高等学校まで一貫して「主体的対話的で深い学び」を目指しています。
そして育成を重視しているのが「外国語教育」「プログラミング教育」「道徳教育」です。

また今回の改訂のキーワードが『探求』です。
先述したように、これからの時代は予測困難な時代です。未来が予測できない社会では、正解を丸暗記する勉強法ではなく、自らが問題を見つけ、課題を解決していく力、つまり未来を切り開いていく力こそが求められるのです。これはまさに『探求』そのものです。
そしてこの「探求心」は教科にこだわらず、教科横断的で自由な発想・思考のもととにもなります(教科横断式思考)。
特に高等学校では、古典探求、理数探求、地理探求など『探求』という科目が新設されました。


幼児期においてこそ、探求の芽は育まれます。
砂場遊び、ごっこ遊び、野菜収穫、ブドウ狩り、芋ほり、イングリッシュルーム、体操教室、行事体験、義の心の醸成…。
「なんだろう?」「ふしぎだな〜」幼児期にこそ恵まれた環境の中で、様々な直接体験をすることで感性や好奇心・探求心が育まれます。
決してかたよらず、全人的に調和のとれた人格の育成こそ、マハヤナ学園の特徴でもある「後伸びする」探求の芽を育てるのです。

園児さんたちが大人になる20〜30年後は、
「現在開発されていない技術を使い」
「今は存在しない仕事に就き」
「多様な価値観をもつ外国の方と交流」していくことでしょう。
その大事な基礎づくりは幼児期からにあります。  [つづく]
ちびっこ謙信登場!「謙信公祭にあらわる」
2022/08/23
今年の謙信公祭2日目の8月21日(日)「川中島合戦の再現」で、今年初めての趣向である「ちびっこ謙信」が登場しました!
「ちびっこ謙信」には、当園の園児さんも出演しました。(丸武産業さん主催イベント)
武田軍がゾンビのように蘇ってきたとき、最強軍団の「ちびっこ謙信」があらわれ、成敗して上杉軍を救うという演出です。
暴れん坊将軍のテーマソングと共に登場すると、会場から「かわいい〜」「がんばれ〜」の大声援が飛びました。
可愛い白馬にまたがったちびっこ謙信や凛々しい甲冑をまとったちびっこ謙信は、鋭い太刀さばきで武田軍を撃破しました。
3年ぶりに開催した謙信公祭にかわいい花を添えましたね。
大観衆の中で、よくがんばりました!お見事でした〜
 
「義の舞を披露しました!」謙信公祭
2022/08/20
本日、8月20日(土)第97回謙信公祭『マハヤナ幼稚園園児のお遊戯披露』で年長組さん(ご希望者26名)が、力強い舞を披露しました!
あいにく突然の雨に見舞われましたが、テントの中で「天地人」「ツバメ」「群青」をところ狭しと踊りました。
赤い義のTシャツを身にまとい、日ごろの練習の成果を保護者の皆様やご来場者にご披露し、万雷の拍手をいただきました。

3年ぶりの開催で雨に見舞われましたが、これも謙信公とのご縁を感じました。
実は謙信公は強敵・織田信長軍を"手取り川"で撃破した時、突然雨が降り出して勝利したと伝えられています。きっと3年ぶりの開催を祝う、甘露の雨だったのではないでしょうか。
園児たちは雨にも負けず堂々と最高のパフォーマンスが出来たのも、日ごろの本物の体験・本物の感動を味わっているからこそでしょう。毎年猛暑の中の謙信公祭ですが、今年はひときわ記憶に残るものとなりました。
雨の中にもかかわらず、最後までご観覧いただきました保護者の皆様方、一般の皆様方に厚く御礼を申し上げます。

なお本日のお遊戯披露の模様は、上越ケーブルビジョン「JCVスペシャル」で、9月25日(日)6:00〜、9月28日(水)9:00〜、9月29日(木)15:00〜で放送されます。どうぞご覧ください。
上杉謙信公〜義の舞〜
2022/08/10
村雨辰剛(むらさめ たつまさ)さんをご存知ですか?
このほど読売中高生新聞に特集記事が掲載されました。彼はスウェーデン人ですが、中学生の時に日本文化に魅かれ、現在日本へ移住し庭師であり俳優でもあります。NHK朝のドラマにも出演されていたのでご存知の方も多いかと思います。あの筋肉体操にも出演されていましたね。
村雨さんが日本文化に魅了されたのは「上杉謙信」の生き方に感動したからだそうです。特集記事で、上杉謙信公の「敵に塩を贈った」話しに魅了され、日本文化を猛勉強、16歳でホームステイし、その後再度来日し移住したそうです。実は上杉謙信公はヨーロッパでも人気があり、ドイツではKenshin Dojo(謙信道場)空手道場もあるそうです。

現在、年長組(希望者)さんが20日の謙信公祭で踊る「天知人」演舞の練習に励んでいます。剣と扇を持って、雄々しく優雅に春日山の地で『義の舞』を披露します。機会のある方は是非、お越しください。

上杉謙信公の「義の心」は日本文化の宝だけでなく、世界の宝になりつつあります。
SDGS持続可能な開発目標の実現、多様な価値観を受け入れること、侵攻された難民を救済すること、争いのない世界を希求すること…。
いま、世界は義の心を求めています。
義とは、Integrityと英訳されます。

謙信公が夢見た、争いのない未来の日本の大地に私たちは立っています。
世界の方々からもリスペクトされる義の心発祥の町・上越市。子どもたちに、友達と仲良く過ごし、相手を思いやる心ー 義の心を育てていきたいですね。
ひまわり
2022/08/09
真夏に、大輪のひまわりが咲きました!
ミルフィーユの園児たちが種を植え、一生懸命水やりをしてきたひまわりが大きく咲きました。高さも園児の背丈を越えています。
見上げるようになったひまわりに、園児たちも感慨ひとしおです。本当に、植物の生命力のたくましさを感じました。

ひまわりは、ウクライナの「国花」でもあります。
早く紛争が終結するよう、天に向かって咲くひまわりに願いを込めたいですね。
また皆様にご心配おかけしているコロナも早く収束してほしいです。
夏!野菜!収穫!
2022/08/05
毎日厳しい暑さが続いていますね。園内でも感染対策と暑さ対策に留意しながら園児たちは元気に活動しています。
毎朝のルーティンになっていますが、園庭での「夏野菜採り」に園児は精を出しています。

トマト、きゅうり、枝豆…。ご覧のように、日に日に大きくなる野菜の大きさにビックリ!、感動の連続です〜
毎日の野菜の成長に目を見張りながら、楽しく収穫しています。もちろん無農薬で、農薬や除草剤は一切使用していません。

「うわっ!カメムシ!」思わぬ虫との遭遇も、自然ならではの実体験です。
命の成長を『肌で感じとる』経験は、デジタル優先社会のいま、園生活でしか出来ない貴重なものです。
そして給食時にこの野菜を食しています。

実は「野菜嫌いだった園児」も、この収穫体験を通して野菜が食べられるようになったとのことです。自然の恵みへの感謝と、生命の神秘性を感じたのでしょうか。
私たちは「生かされている」というプリミティブな謙虚な気持ちを忘れずに、自然の恵みへの感謝を忘れないようにしたいですね。
 
どきどきわくわく!「STEAMのめばえ」
2022/07/22
本日、年長組さんの「どきどきわくわく!サマーフェスティバル」が開催されています。美味しいカレーライスの特別お昼ご飯を食べてから「巾着袋づくり」に挑戦しました。

白い巾着袋をひもで縛り、ペットボトルに入れて染料で染めるとなんともカラフルで素敵な巾着袋が出来ました!
何気ない製作活動にみえますが、実はこれは最近注目の「STEAM教育」の要素が入っています。STEAM教育とは、SCIENSE(科学)、TECHNOLOGY(技術)、ENGINEERING(工学)、ART(芸術)、MATHEMATICS(数学)の頭文字をとった教育体系で、教科横断的なものの見方や考え方、学びのルネッサンス、クリエイティブ力育成核のもとといわれています。

白い巾着袋が染料によってカラフルな袋に変身する変容は、化学的な変化と技術、そして個々人によってデザインが違うアート性を同時に感ずる活動です。
特にこのSTEAM教育の根本テーマは、「わくわくドキドキ」と「探求心」があります。まさに年長組さんが行ったカラフル巾着袋づくりは、わくわくドキドキの探求心がもとになっています。
当園のモットー、『本物の体験・本物の感動』をつねにかかげて園児たちのイマジネーションや探求心を育んでいきたいと思います。

そしていま園児たちがトッピングした『創作アイス』も奔放なデザイン?に彩られて、おいしくいただきました〜
とっても美味しかったですよ!!
絵本をご寄贈いただきました
2022/06/28
このたび絵本をご寄贈いただきました。(幼稚園1冊・保育園1冊)
「パンダのどすん ボクのおきにいり」という絵本です。これは市内で自営業を営む品川久美子様よりご寄贈いただきました。作者は品川様のご姉妹親子様です。お母さまのにしむらゆみこさん、お嬢様のにしむらあいさんで、お嬢様のあいさん自らストーリーを作り、イラストレーターのお母さまゆみこさんがイラストを描かれました。実はあいさんが書かれた詩が、2019年さいたま市児童生徒作文コンクールで優良賞を受賞しました。

とてもかわいいパンダのどすんちゃんのイラストは、乳幼児にも親しみやすい絵柄です。絵本の内容も心温まるペットとの友情物語となっています。保育の中で園児たちに読み聞かせをしていきたいと思います。
品川様、ありがとうございました。
マハヤナ学園職員研修
2022/06/17
 マハヤナ学園では、正規職員だけでなく、臨時・パート職員全員が学園の全体研修・新人研修を受けています。これは当学園の教育理念や方針を共有し、質(クオリティ)の高い教育保育を展開ししていくうえで必須だという理由からです。

 当園は上越市ではじめて幼保連携型認定こども園として認定を受けました。永年の地域における幼児教育の実績が評価されましたが、子どもを取り巻く環境は日々変化しています。
 国の教育要領や指針も社会の変遷とともに変わってきており、特にここ数年の変化は目を見張るものがあります。

 Society5.0の時代へ向かう社会では、子どもたちの育むべきリテラシーも変わってきています。グローバル化が進み、小学校ではすでに英語が導入され、プログラミング教育も始まりました。文科省は令和の日本型学校教育改革として、イノベーション想起の主体的対話的で深い学び「アクティブラーニング」を基軸とした形態にチェンジしています。

 幼児期は認知能力はもとより「非認知能力」が大切であるといわれはじめました。つまり様々な体験や集団での思いを共有することで、バランスのとれた心と体が育まれるのです。
 当園の職員は保育教諭であり、幼稚園教諭と保育士資格両方を併有していることが義務とされていますが、時宜にかなった情報と知識のアップデートは欠かせません。


 当学園の今年度の研修テーマを「主体的対話的で深い学び(アクティブラーニング」をかかげ、現場の保育に生かしてまいります。子どもたちのピュアな「なんだろう?」「ふしぎだな?」というイノベーションの芽生えを大切にして、保育を展開していきたいと思います。
今年から年少組イングリッシュルーム開始〜
2022/06/06
今までご要望の多かった、年少組の正課イングリッシュルームを6月より開始いたします。
昨今、幼児期からネイティブな英語に親しむ機会が重要であると教育界などでいわれています。もちろん母語である日本語が主軸であることに変わりはないですが、幼いときの耳の臨界期(クリティカル・ピリオド)内で聴いたネイティブな発音は、一生忘れずに脳内にインプットされるといわれます。

小学校以降の学習では、英語教育をはじめプログラミング教育など、英語(ロジック)を基盤にした領域がこれからの令和型日本の学校教育では増えてきます。
「STEAM教育」という教育メソッドの必要性が出てきており、教科横断的な「アクティブラーニング」との連携・融合が求められてきています。

これからの子どもたちの未来は、まさに世界を見すえたグローバルなリテラシーが必須になってくることは間違いありません。
VUCAとよばれる「予測不確実な世界」を生き抜く力の根っこを、幼児期から育んでいくことは我々大人の責務と思います。私たちはあくまでも「多様な環境」を整備してあげることであり、育っていくのはお子様自身です。

年少組の年齢に即した、楽しく・わくわくするようなイングリッシュルームを講師のブレンドン先生からプログラムをご考案いただきました。音楽にあわせて踊ったり、体を動かしたり、カードを使ったゲームなどを展開していただきます。どうぞご期待ください!